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Dr.LEE自宅に鶏とは。ニックネーム?タkトリタン好き?

タイトルだけ見ると、Drは「博士」

LEEは、韓国で二番目に多い苗字「李」のローマ字表記ですが、

なぜその後に鶏?が付いているか。

へどじ

まだ、私が日本語と韓国語の外来語の発音が著しく異なることを知らなかった頃の話です。

ある日、苗字が「李」さんで、大学院を修了して博士号を持っている方に初めてお会いした時、「Dr.LEE」[タkトリ]と、自己紹介されました。

Dr.LEE [タkトリ]

「Dr.LEE」[タkトリ] です。

韓国語で鶏のことを「닭[タk]」といいます。

へどじ

李さんのはずなのに、なぜ?
私はその時、わかりませんでした。 

鶏肉の肉じゃがのことを「닭볶음탕[タkポックmタン]」といいますが、ひと昔前まで「닭도리탕[タkトリタン]」と呼ばれていました。

へどじ

「この方のニックネームは鶏なのか」または「タkトリタンが好きなのか」「今、食べたいのだろうか」と、いろいろ想像しました。

後日、知りましたが、

日本語でDrは[ドクター]と発音されますが、

韓国語ではDrを[タkト]と発音します。その後に苗字「LEE」が続いたので、「タkトリ」

へどじ

謎が解けました。
[ドクター]が[タkト]、だいぶ発音が違いますね。

目次

動物の鳴き声

外来語の発音だけでなく、動物の鳴き声も違います。

一般的に日本語で鶏は「コケコッコー」という擬声語ですが、

韓国語では「꼬끼오[コッキオー]」

とまと

꼬끼오[コッキオー]

鶏になる前の雛の鳴き声ですが、日本語では[ピヨピヨ]ですが、

韓国語では「삐약삐약[ppiyakppiyak]」

蜂は「붕붕[ブンブン]」、馬は「히힝[ヒヒン]」と、日本語と韓国語が同じような擬声語はあります。

しかし、

ねぎ

히힝[ヒヒン]

「꿀꿀[kkulkkul]」

「멍멍[モンモン]」

「야옹[ヤオン]」

「음매[うmメ]」

へどじ

日本語と韓国語で動物の鳴き声を表す擬声語が異なることが分かります。
いい牛は「うめぇ」ですね。(笑)

鶏の由来

話を鶏に戻しますが、

鶏はキジ科に属する鳥類であり、大昔から家禽として世界中で飼育されています。

主に卵の生産のための卵用品種と食肉の生産のための肉用品種、または観賞用の品種もあります。

日本語の鶏は「庭で飼う鳥」から「庭鳥」を由来とします。

冒頭の「Dr.LEE」より、自宅にニトリの近くで買った鶏「自닭に鶏」(닭=鶏)」の方が分かりやすいかもしれませんね。

朝鮮半島で、まだハングル文字が発明されていなかった12世紀の文献『鶏林類事』によると、鶏は「鶏曰喙音達」という記録が確認されます。

「達」が後に[tul][tol][tal][tak]など発音され、現在の「닭[タk]」という名称が、標準語になっています。

これら鶏の古い名称は、現在でも各地域の方言として残っています。

ちなみに、韓国語で「뜰[ttul]」は、「庭」を表しますので、日韓ともに同じ語源なのかもしれません。

さらには、鶏肉の肉じゃがを「닭도리탕[タクトリタン]」と呼び、2音節目から3音節目の「도리[トリ]」と発音するため、この料理名が日本語から借用されたという説がありますが、

「닭[タk]」の古い名称[tol]に、韓国語では、子音字で終わる名詞の後に付く接尾辞「이[イ]」を組み合わせて「도리[トリ]」と発音することで、日本語と同じ発音になったとも考えられます。

鶏肉の栄養

鶏は良質のタンパク質、多価不飽和脂肪酸の一種、α‐リノレン酸が多く含まれているため、成人病の予防に効果があります。

また、ビタミンA、B1、B2なども多く含まれており、牛肉や豚肉より脂質が少なく消化にも良い食材です。

へどじ

別途ページにて、鶏の部位、韓国における鶏料理についてご紹介致します。

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