韓国では自分の親や自分が所属する上司など身内でも他人の前で話す時は、尊敬語を使います。
また、父親と直接話す時も敬語を使う方がたくさんいらっしゃいます。
一方で、母親には親しい友達に対して使う口調で話す人も少なくありません。
それだけ母親に対する甘え、愛情が出ているのかもしれません。
韓国で妊婦さんは出産前後3週間、ワカメスープを頻繁に飲みます。

わかめには
わかめには、水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
フコイダンという成分は免疫機能の向上、アレルギー予防になります。
カリウムは細胞の浸透圧を調整し、高血圧を予防する働きをします。
また、細胞内の酵素の働きを調整し、筋肉のエネルギー代謝にもかかわっています。
骨や歯を形成するために必要なミネラルの代表格であるカルシウムが多く含まれています。
ワカメスープは頻繁に取っても、短時間に排泄されるため、過剰症の心配はありません。

韓国でのわかめ汁とは
毎年誕生日の朝食は、産んでくれた母親に感謝の気持ちを込めてわかめ汁を飲む習慣があります。
親と離れて生活していても誕生日の朝、電話、メールなどで誕生日を迎えたことを報告して、わかめ汁を食べたかどうかと親子でやり取りします。
一方で、わかめは触るとヌルヌルする特性から、すべるとまずいということで受験の朝は取りません。

試験日と誕生日が重なるとやばいですね。
特に男性は成人して、厳しい軍隊の生活を経て、親を含め目上の方に対する振舞いが身に付きます。
その中で、特に母親は特別な存在なのでしょう。
私の知り合いに、婚約者がいるにもかかわらず母親の写真を携帯の待ち受け画面にしていた人がいました。
それほど母親に対する愛情がうかがえますね。

미역국[ミヨックk] (韓国式わかめ汁)の作り方2人前
材料
わかめ たまねぎ 椎茸
牛肩肉(安くても、黒く変色していないピンク色の鮮やかな色をした肉を選びましょう。)
コンソメスープの素一つ アミの塩辛 醤油 ゴマ油 日本酒 小匙1杯
1 鍋に水500mlにコンソメスープを入れて沸騰させる。
2 具材を食べやすいサイズに細かく切る。乾わかめ3gを水に浸す
3 フライパンにゴマ油を入れ、牛肉、たまねぎ、わかめ、しめじ、椎茸を入れ、日本酒を入れて中火と弱火の間で炒める。
4 具材に火が通ると、1(だし汁)をフライパンに移す。
5 5分程、中火で煮る。
6 灰汁をとって、アミの塩辛、醤油、おろしにんにくを入れ、1分程弱火で煮る。
